私が失業保険の存在を知ったのは会社を辞める決断をしてからの話です。
とりあえず会社を辞めて上京しようと思っていた私にとって、仕事をせずにお金が貰えるという知らせは朗報でしかありませんでした!
いざこざがありながらも無事退職。
その時点で貯金は100万円。
失業保険で貰える金額は45万程度になると聞いていたので、上京後3か月は働かなくても大丈夫なハズでした。
ところが、上京後に向かったハローワークで予想外の結果に絶望することになります。
私の様に自己都合で辞めた場合、7日間の待期期間を終えた後、3か月の給付制限期間があるというではありませんか。
つまり、3か月以上はお金が貰えない期間があるということです!!!!!!!
この時点ですぐにお金が貰えると思い込んでいた私の淡い期待は打ち砕かれました。
本来ならこんな事すぐにでも分かったことでしたが、そもそも行ったこともないハローワークに出向くこと自体が億劫で、失業保険のこともろくに調べもしなかったのがいけなかったのです。
結果、ゆとりを持って転職活動ができると思っていた時間を派遣生活に充てることになってしまいました。
しかしまだ私は気付いていなかったのです。
この先に待ち受ける負のスパイラルに・・・
この記事の目次
私が犯した失敗!

上京した時点で私の貯金はすでに30万円を切っていました。
退職してから1,2か月は地元で貯金を切り崩して生活していたことや、上京にするにあたっての引越し費用・家財道具を買い揃えたことによるものです。
3か月もお金が貰えないとなると、この程度の貯金では働かざるを得ないですよね。
しかし、ここで注意しなければいけないことがあります・・・!
失業保険というのは働けば働くほど受給金額が繰り延べされてしまうということ!!
失業保険が月に15万円(在職時の給与で決まる)受給されることが予定されているとして、何らかの就業で得た収入が5万円ある場合は、受給開始後にもらえる金額が10万円に減額され、もともと失業保険を貰い終えるはずだった日に残りの日数(5万円分の受給額を日割りにした日数)が加算されていくということです。
結果的に全額貰えるわけですが、働いただけ貰い終えるまでに余計な日数がかかってしまうということですね。
そう思う方も中にはいるでしょう。
実際申告せずにアルバイトをして、最短で失業保険を貰い終えている人もいます。
しかし、これが見付かってしまうと・・・
●支給停止 → 不正が発覚した時点からの支給がSTOPされる
●返還命令 → 受給した額を全額返還しなければならない
●納付命令 → 不正に受給した金額の2倍の額を納めなければいけない
●差し押さえ → 支払いができない場合、財産の差し押さえがあります
●詐欺罪の刑事処罰 → 悪質だと判断された場合は刑事告発される
などといった罰則が与えられる可能性があります!
そういったリスクを考えると正しく申告してアルバイトをしたほうが良いですよね。
私はそう思い、せっせと働いていました。
働いた日数と給与を申告するとこんな感じで受給資格者証に記載してもらえます。

給付制限期間以降は週に20時間までしか働いてはいけないので、それをきっちり守った結果がこれなのですが
まあ、働き過ぎ!
収入がないとはいえ、これだけ働いてしまうと貰い終える日が先延ばしになっていくだけです。
お金がない → 働く → 減額される(繰延) → お金がない → 働く → 減額される(繰延)
一刻も早くこのループから抜け出すには、働く時間を減らすしかない!
ここまできてやっと気付いた私はあえなく貯金を切り崩して生活をすることに。
そうして徐々に受給できる額も増えていき、ついに全額受給が完了したのです!
なんとか脱した悪循環でしたが、苦労して貯めた私の貯金は0円になっていました。
ゆとりのある時間を作るために受給し始めたはずの失業保険でしたが、結果的に時間もお金も失うことになってしまったのです。
どうすれば良かったのか?

今回の失敗は、私が失業保険について無知がだったがために起きた事例でした。
最初からお金を貰えない期間があると分かっていれば、実家で3ヶ月やり過ごしてそれから上京することも出来たわけです。
そうすれば今頃はまた違った未来が歩めていたかもしれません・・・
もう私のような悪循環を繰り返さないために特に注意していただきたいのは、自己都合で辞める場合3ヶ月の給付制限期間があり、その間は無収入に等しいという点ですね。
こういった失業保険についての知識を事前にいれておけば、私のように失敗することなくこの制度を最大限に生かすことができるはずです!
↓の記事では失業保険を受給するにあたっての確認事項や必要なものをまとめています!
皆様の参考になればこれ幸いです♪
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました♪